薬物療法・放射線治療

薬物療法

当院では手術、放射線治療にならぶ3大癌治療のひとつである、薬物療法(抗がん剤治療)を積極的に行っております。外来化学療法室、無菌室、安全キャビネットなど、薬物療法に必要な設備が揃っています。また、がん治療における資格をもった医師、看護師、薬剤師が在籍しており、がん治療を専門にした腫瘍内科がありますので、ほとんどの癌は当院で対応可能です(もし当院での治療が難しい場合は、がん専門病院などへ責任をもってご紹介いたします)。抗がん剤の副作用を軽減させる治療の進歩のおかげで、多くの薬物療法は外来化学療法室へ通院しながら治療が可能で、必要な時のみ、入院で薬物療法を行います。他の病院で手術された患者様でも、薬物療法が必要になった際には是非当院にご相談ください。

腫瘍内科

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放射線療法

当院では1998年に放射線治療装置として「リニアック」を導入し、当初から通常の放射線治療に加えて、高い精度が必要な脳、体幹部(肺・肝臓)の定位放射線治療にも長年取り組んできました。
放射線治療の特徴は臓器を温存しながら(=外科的切除を行わずに)がんを消滅させることが可能なことです。
近年の放射線治療技術の進歩により、複雑な形の腫瘍に対しても、腫瘍の形に合わせて放射線を照射することでがんに放射線を集中させ、周囲の正常組織への線量を抑える強度変調放射線治療(IMRT)という照射法が可能になってきました。その結果、治療効果も向上し、放射線治療の適応疾患が大幅に増加しました。

現在当院で治療している主ながん種は以下のものがあります。
肺がん・乳がん・前立腺がん・骨転移・脳転移など

放射線治療は外科手術に比べてダメージが少ないため、高齢者や合併症のある患者さんでも放射線治療を受けることができます。また、他の医療機関で手術を受けた患者様が放射線治療が必要となった場合にも治療可能ですので、是非当院にご相談ください。

高精度放射線治療センター

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<2021年症例放射線治療件数(2021年1月~12月)>

①悪性腫瘍に対する放射線治療年間患者数

  実人数
放射線治療部門の新規患者数 493人
放射線治療患者数(新規患者+再診患者)※ 563人
※のうち、脳転移および骨転移治療患者数 145人

②原発巣別照射 新規患者数

  実人数
脳・脊髄 11人
頭頸部(甲状腺含む) 30人
食道 26人
81人
乳腺 162人
婦人科 20人
前立腺 51人

③IMRT(強度変調放射線治療)実施患者数

  実人数
IMRTを実施した患者数(新規患者数+再診患者数) 73人

④SBRT(体幹部定位放射線治療)実施患者数

  実人数
SBRTを実施した患者数(新規患者数+再診患者数) 30人