当院のがん医療

がん診療連携拠点病院として良質な医療を患者さんに提供いたします。

当院の特色

武蔵野赤十字病院は、2020年3月27日付けで、厚生労働省により、
「地域がん診療連携拠点病院(高度型)」に指定されました(指定期間:2020年4月1日~2023年3月31日)。

厚生労働省は、全国どこでも質の高いがん医療を提供することができるよう、全国にがん診療連携拠点病院等を402箇所指定しています。
そのうち、都道府県知事がその診療機能等が高いものとして推薦する医療機関 について、指定の検討会の意見を踏まえ、厚生労働大臣が適当と認めるものを、特に、地域がん診療連携拠点病院(高度型)として、指定しています。ただし、地域拠点病院(高度型)の指定は、同一のがんの医療圏に一カ所となっており、2020年4月1日現在、全国で47箇所が指定されています。



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当院では専門的で高度ながん治療を行うだけでなく、患者さん個人個人に必要な医療を切れ目なく提供するために、多職種の医療者がチームになり病院全体で患者さんとご家族の支援を行っています。また住んでいる地域の医療機関とも密に連携をとっていますので安心して治療を継続することができます。

  • * 診療科や職種の枠を超えたチーム医療・・・最高の治療を安全に提供します
  • * 患者さんに負担の少ない身体に優しい治療・・・低侵襲治療を推奨しています
  • * 患者さんとご家族のサポート・・・多くの職種が連携し、患者さん・ご家族を支えます
  • * 地域に根付いたがん医療・・・安心して治療が受けられるように、地域と一緒に考えます
  • 当院の特色
  • 当院の特色

東京都医療連携手帳(がん地域連携クリティカルパス)

「東京都医療連携手帳(がん地域連携クリティカルパス)」とは、がん患者さんが手術など専門的な治療を行った後に使用するもので、患者さんの5年ないし10年先までの診療の計画を立てたものを一冊の手帳にまとめたものです。
手帳には、生活や薬に関する留意点の他、診療や検査の計画表が設けられており、患者さんや医師が、その都度記録を残していくようになっています。患者さんにとっては、「いつ」「どこで」「どんな」診療や検査を受ければよいかを示すものとなり、病院や医師にとっては、患者さんの治療経過が共有できるため、より適切で迅速な診療につながるものとなります。

がん登録

院内がん登録

当院は、厚生労働省から指定された「地域がん診療連携拠点病院」として、「がん登録等の推進に関する法律」に則って院内がん登録を実施し、登録した情報を毎年国へ提出しています。
院内がん登録は、病院でがんの診断や治療を受けた患者さんのがんについての情報(診断、治療、予後)を登録・分析する調査です。
これによりがん診療の実態が把握でき、診療の質の向上、がん患者さんへの支援などに役立てることができます。

全国がん登録

2016年1月に施行された「がん登録等の推進に関する法律」に基づき、がんと診断された全ての人のデータを、国が集計・分析・管理する仕組みです。
患者基本情報、腫瘍情報(がんの種類、進行度)、初回の治療情報(治療内容)等について登録し、届出をすることが全ての病院と一部診療所に対して義務づけられています。
がんの実態を明らかにし、国のがん対策や都道府県の地域医療計画にも活かされます。

予後調査(生存確認)

院内がん登録情報を基に予後調査(生存確認)を実施し、生存率の把握をしています。
院内で予後情報の把握ができない場合には、予後調査支援事業等により、各市区町村へ住民票照会による生存確認を行います。
照会をご希望されない場合は、その旨を「患者相談」窓口までお申し付けください。
お申し付けがない場合には、同意されたものとして取り扱わせていただきます。


※登録データに関する個人情報の取扱いについては、国で定められている「がん登録等の推進に関する法律」「個人情報保護法」、当院の個人情報保護規定に基づき厳重な注意を払っております。

院内がん登録実績

がん診療の質向上のための取り組み

【武蔵野赤十字病院での取り組み】
→近隣病院との(1)情報共有(2)PDCAサイクルの構築について(3)病院相互訪問

(1)情報共有
近隣の地域がん診療連携拠点病院・東京都がん診療連記拠点病院と情報共有のため、4病院情報連絡会を2011年度より年2回実施し、連携を密にしています。

第1回 2012.2.9
「がんパスの現状と問題点について」
第2回 2012.9.26
「緩和ケア推進事業について」
「在宅医療・緩和ケアカンファレンスについて」
第3回 2013.3.6
「緩和ケア推進事業について」
「がん相談支援センター業務について」
第4回 2013.10.2
「がん登録について」
第5回 2014.3.17
「Cancer Boardについて」
「がん緩和ケアマップ作成について」
第6回 2014.9.24
「地域連携クリティカルパスの使用状況、問題点、今後の方針について」
「PDCAサイクルの確保について各病院の取り組みについて」
第7回 2015.3.19
「緩和スクリーニングについて」
「抗悪性腫瘍薬の新規採用のプロセスと問題について」
第8回 2015.9.10
「「緩和ケア研修会」研修完了に向けた各病院での取り組み等について」
「がん診療に関する各病院での新たな取り組みについて」
第9回 2016.3.9
「院内がん登録データの有効利用について」
「がん患者への多職種共同ケアについて」
第10回 2016.9.26
「高齢者のがん治療について」
「東京都医療連携手帳(がんパス)の浸透度について」
「今後の「緩和ケア研修会」のあり方について」
第11回 2017.3.13
「コメディカルを含めたがん診療サポートの試み」
「学校でのがん教育に関する各病院での取り組みや課題などについて」
「市民啓発事業報告について」
「多摩地区におけるPrecision Medicineについて」
第12回 2017.10.5
「がん登録の課題と問題点について」
「がん教育・普及啓発について」
「がんゲノム医療とGI-SCREENの現状」
第13回 2018.3.7
「がん患者等の就労支援について」
「今後の緩和ケア研修会の動向について」
「今後の4病院情報連絡会のあり方について」
第14回 2018.9.20
「各施設のがんリハビリテーションの取り組みについて」
「緩和ケア研修会(新指針)について」
第15回 2019.3.4
「がん診療における医療安全の取り組みについて」
第16回 2019.9.19
「がん患者就労支援について」
第17回 2020.11.24
「AYA世代がん患者支援」
「外来化学療法センターの問題点と対策」
第18回 2020.11.24
「コロナ禍におけるがん診療の現況と取り組みについて」

(2)PDCAサイクルの構築について
当院は、がん診療連携拠点病院の指定を受けております。
PDCAサイクルを用いて、自施設のがん医療や患者の療養生活の質を把握・評価をし、更により質の高いがん医療の提供や質の高い患者支援を提供するため、組織で改善することに取り組んでいます。


(3)病院相互訪問
近隣の地域がん診療連携拠点病院、東京都がん診療連記拠点病院、東京都がん診療連携協力病院とPDCAサイクルについての相互評価及び情報共有を目的に2017年度より年1回開催しています。

第1回 ◆訪問(杏林大学医学部付属病院) 2017.10.5
・外来治療センター、薬剤部、看護部を見学
◇受入(東京慈恵会医科大学附属第三病院、多摩北部医療センター) 2018.1.18
・強度変調放射線治療(IMRT)、化学療法室について、情報ラウンジ(がんの冊子を設置)、ピアサポーターや就労相談、患者会について、がん看護外来について、緩和スクリーニングについて、PDCAサイクルについて発表
第2回 ◆訪問(国立病院機構東京病院) 2018.12.7
・緩和ケア病棟入院患者の在宅復帰率向上について評価
◇受入(公益財団法人結核予防会 複十字病院) 2018.12.4
・症状緩和スクリーニングの現状について発表
第3回 ◆北多摩南部・北部 地域がん診療連家診療連携拠点病院、東京都がん診療連携拠点病院、東京都がん診療連携協力病院の8病院合同病院相互評価開催。 2019.12.9
・共通テーマ
「口腔ケアの充実」
・各施設自由テーマ
「再発のリスクに関するICの充実」
第4回 2020年度は新型コロナウィルス感染症の影響を鑑み、相互評価は書面開催
(書面による審査)
・東京都共通テーマ
・共通テーマ
「緩和ケアの充実」
◆東京都立多摩総合医療センターを評価 2020.12月
・施設設定テーマ
「がん患者指導管理料算定実績の充実」
◇杏林大学医学部付属病院の審査を受審 2020.12月
「緩和ケアの充実」に向けた2点の取組を提出
・緩和ケアスクリーニング取組
・社会的苦痛に対する支援の取組